医学部受験への基礎的な知識を学ぼう!

医学部合格への道

大学受験の中でも、人気がある学部の一つに必ず数え上げられるのが医学部です。
でも、皆さんは医学部の受験を考えるにあたって、どのくらい情報や知識をお持ちでしょうか。

例えば、
・全国の大学にどのくらい「医学部」があり「医科大学」があるのか。
・そもそも「医学部」と「医科大学」の違いは何か。
・「医学部入試」にはどのようなものがあるのか。
・「受験倍率」はどのくらいなのか。
・どのような「試験科目」があるのか。

などなど、皆さんが知っているようでいて、実は知らないことなどがあると思います。
そこで今回は、「医学部受験への道」と題して「医学部入試」に関する基本的なことなどを中心にいろいろ詳しくお話をしていきたいなと思います。
きっと、このブログをご覧になっている方の中には「そんなこと知っているよ。何で今さらそんなことを話すんだ」と思う方もいるとは思います。
しかし、これから「医学部受験」を志す方に向けて「医学部の受験ってこんな感じで行われるんだ」と受験勉強の参考にしてもらえればいいなと思っていますので、最後までお付き合いいただければと思います。

医学部入試の基礎知識 その1 全国にいくつあるの?

さて、一口に「医学部」と言っていますが、次のように全国の大学に設置されています。
国公立大学で50大学、私立大学で31大学、文部科学省管轄外で1大学計82大学
ちなみに文部科学省管轄外の大学とは防衛省が管轄する「防衛医科大学」を指します。
ちなみに日本全国には国公立・私立を合わせて781大学あり、そのうちの約1割の大学に医学部があるんですね。

国公立、私立のそれぞれ代表的なところを挙げるとすると次のようになります。

国公立:東京大学や京都大学などの旧帝国大学7校、千葉大学や新潟大学などの旧制医科大学7校、札幌医科大学や東京医科歯科大学などの旧制医学専門学校19校、旭川医科大学や筑波大学などの戦後に新設された医大18校

私立:慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学の私立御三家を筆頭に順天堂大学や東京女子医科大学などの旧制医学専門学校10校、自治医科大学や聖マリアンナ医科大学などの戦後に新設された18校

というのが全国にある医学部や医学科が設置されている主な大学です。
ちなみに医学部と医科大学の違いについて一言付け加えますね。
医学部:文学部や法学部など複数の学部を設置している総合大学の1学部のこと 医科大学:原則的に医学科のみを設置している単科大学のこと
となるのですが、ここからは面倒なので、全て「医学部」と表記しますね。

医学部入試の基礎知識 その2 入試を取り巻く環境や動向

冒頭でもお話をしましたが、医学部は今でも受験生に人気のある学部の1つです。
この数年、医師不足(医師の高齢化問題を含む)に悩んでおり、医師不足を解消するために「各大学の医学部定員を増やす」という国の政策が2021年度までの期限付きでありますが行われています。

また、ここ数年で相継ぐ自然災害などで医師の活躍などが報じられたこともあり、 医師の重要性の再認識や人気の上昇が追い風となったのでしょうか、医学部への志願者数が多くなっています。

そんな中、医学部入試も多様化が進んでいるのです。

国公立大学においては、一般選抜のみならず、総合型選抜(いわゆるAO入試)や学校推薦型選抜(いわゆる推薦入試)を積極的に導入している大学もあります。

また、私立大学においては、一発勝負だけではなく、もう1回チャンスがもらえる2期入試制度の他、大学入学共通テスト利用入試や英語資格外部利用入試などを積極的に導入するなどバラエティに富んだ一般選抜入試を各大学で用意しているのです。

では気になる倍率はどのようなものなのかについては次に詳しくお話をしますね。

医学部入試の基礎知識 その3 医学部受験の倍率はどのくらい?

先ほどから皆さんに「しつこい」と思われるくらい、「医学部は人気がある」と言ってきました。

実際の倍率はどうなの?ということで以下お話をしていきます。

国公立大学の医学部全体の倍率は実は少し下がりました。

とは言っても、2020年度入試の段階でも国公立大学医学部の平均で4倍は超えています。(その前年度は5倍以上でした)

これは一部の国公立大学医学部の入試で「後期日程を廃止」したことや、2021年度入試から導入する「大学入学共通テスト」などが倍率を下げた要因の1つとして挙げられているからです。

それに対して、私立大学医学部全体の倍率はどうなのか、と言うと、結論から先にお話をしますが、若干下がりました、という程度です。

私立大学医学部の平均倍率で一番ピークだった時は、約20倍

わかりやすく言うと20人に1人しか合格できない計算。

先ほどお話をした「定員を増やす国の政策」が行われたにも関わらず。

で、現在はどうなの?というと、先ほどお話をしましたが、若干下がって14~15倍という高い数字を誇示しています。
つまり、まだ「14~15人に1人しか合格できない」という計算なんです。
ではそんな倍率の中、どのような入試方式で突破できるのか、について次のところでお話をしますね。

医学部入試の基礎知識 その4 気になる?医学部受験の入試方式

先ほど、高い倍率の現実をお話ししました。
では「どのような入試方式で突破できるのか、について以下お話をしますね。

国公立大学は先ほど「総合型選抜(AO入試)」と「学校推薦型選抜(推薦入試)」のお話を少ししましたが、基本的には「一般選抜」が基本となります。

つまり、毎年1月中旬に行われる大学入学共通テストを一次試験として受験し、2月下旬以降に実施される各国公立大学の個別試験(いわゆる二次試験)を受験しなくてはなりません。

ここで注意をしなくてはならないのが、大学入学共通テストで高得点をゲットしなくてはならないこと。

なぜかというと、各国公立大学で定めたの倍率以上「個別試験出願者数」になったら「第一段階選抜」を行うからです。

いわゆる足きりと呼ばれるもので、低い点数の出願者は振り落とされ、結果として二次試験を受験できません。

その二次試験では基本的に「筆記試験」の他に「面接」をどの国公立大学医学部でも実施します。

では私立大学医学部はどうかというと、「一般選抜」がほとんどで、英語・数学・理科の「筆記試験」の他に、「小論文」と「面接」を実施するのがほとんどと言えます。中には「小論文」と「面接」を実施しない私立大学医学部もあります。

なぜ、「面接」を実施するのか、というと「医師」は高い「倫理観」や「人間性」を「求められる」からです。
つまり「成績」は優秀でも「人間的」に欠陥があると「医師」は勤まらないからです。

何しろ、「命」を預かるわけですからね。
そんなこんなで入試を突破して「医師」になるためのスタートを切ることができる訳です。

医師を目指そうとする方、参考にしてみてくださいね。